大学の研究で腸内細菌と自閉症のつながりが明らかに

デリック・マクフェーブ医師

デリック・マクフェーブ医師

腸内細菌と自閉症のつながりが明らかに

 

 http://scitechdaily.com/study-reveals-link-between-gut-bacteria-and-autism/

 2013年1月29日

 

ウェスタン大学とアーカンソー大学の科学者たちがあるASDのある子供たちの血液中に腸内細菌叢と自閉症のつながりを示す血液マーカーを発見した。

 

ウェスタン大学とアーカンソー大学の研究者による最近の臨床研究で示された結果で、あるユニークな血液マーカーが存在し、今後、自閉症と腸関連の環境要因の理解につながるとしている。この発見により、この症状の早期検査や症状が出る前の検査が可能となるとも考えられる。

 

(アーカンソー州リトルロックのアーカンソー子供病院研究所)リチャード・フライ医師とステパン・メリンク医師と、ウェスタン大学のデリック・マクフェーブ医師は、自閉症児の大きなサブグループに異常なエネルギー代謝の証拠を発見した。これは、マクフェーブとそのチームによる10年間の先立つ生物学的発見とも一貫するもので、さらに、この代謝異常が遺伝要因のみならず、自閉症の人の腸内で増加するある細菌属タイプの産生する混合物が要因であることをさらに証明するものである。

 

「特有アシル・カルニチン・プロフィールは、自閉症スペクトラム障害における後天的ミトコンドリア疾患のバイオマーカーだ」と題した論文が同僚医療行為査定下にあるオープンアクセス誌であるトランスレーショナル精神医学に掲載された。

 

自閉症スペクトラム障害(ASD)のある多くの人の生理的異常は、脳のみに限らず、その他、免疫系、エネルギー生成、解毒、消化系を含むその他の体内システムもからんでいることが、最近の証拠の示唆しているものだ。これらの異常は、細胞のエネルギー生成にかかわるミトコンドリア機能不全によるものだろう。

 

「自閉症スペクトラム障害は88人に1人にまで増加している症状です」とマクフェーブは言う。「また、その数字は増加傾向にある。多くは消化と代謝の問題があるが、それがどのようにASD行動と症状の増加に関連するのかはまだはっきりしていない。」

 

この研究で213人のASDのある子供の中で17%の子供に、アシル・カルニチンと呼ばれる脂肪代謝とその他、グルタチオン減少のような異常な細胞エネルギー機能を表わす特有の血液マーカーパターンが示された。「ある患者たちにおける自閉症が、ASDに関連のある腸内細菌の産生するプロピオン酸への環境的暴露から、ミトコンドリア機能と脂肪代謝の変異が起こったことが要因であることを示している。」とマクフェーブは語る。

 

マクフェーブは、2003年にマクフェーブと、グッドライフフィットネス創始者でCEOのデヴィッド・パッチェル・エヴァンズの共同で設立したカイリー・パッチェル・エヴァンズ 自閉症研究グループの所長である。パッチェル・エヴァンスは、この学際的研究チームの創設者であり、現在も主要な支援者である。

 

Publication: R. E. Frye, S. Melnyk and D. F. MacFabe, “Unique acyl-carnitine profiles are potential biomarkers for acquired mitochondrial disease in autism spectrum disorder,” Translational Psychiatry (2013) 3, e220; doi:10.1038/tp.2012.143

Source: University of Western Ontario

だいたい翻訳byTomoko

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