月別アーカイブ: 2011年3月

食事療法で快方に

セリアック病1

訳もなく泣くのはお腹が痛いのかも

私のクリニックでの症例(回復例)をお伝えします。

 

男の子で、2歳にして、セリアック病、1型糖尿病、自閉症がありました。

・生後15か月でインスリン注射。自閉症傾向が18か月から見えました。慢性的に便秘、偏食、栄養不良、青白い、湿疹、アレルギー、睡眠障害、トイレトレーニングできない、セリアック病診断がありました。

・3.5歳でGAPSプログラム開始。

 

セリアック病

セリアック病の特徴・・

・開始後6か月で正常便、湿疹がなおり、食欲向上、体重増加、顔色はよくなり、よく眠れるようになりました。
・1年後、言語発達の大幅改善、社会スキル大幅改善、トイレトレーニング成功。
・1年半後、通常学校で多くの友人がおり、自閉症と運動障害はほとんどみられない。インスリン量は半分に。空手の学校チャンピオン、彼の糖尿病はほとんど消失。

 

 

もう一人、こちらの男の子は、突発性全般てんかんとアスペルガーがありました。
二歳まで通常発達、非常に賢い。疝痛あり、便秘、風邪をひきやすい
・二歳ごろ偏食あり、多動、便の異常、栄養不良
・3.5歳、発熱の後、失神、4歳までに全身的てんかん発作と失神が1日に15回出現。言語の後退、学習能力の後退、強迫神経的、自己刺激、多動。
・てんかん薬(バルプロ酸ナトリウム)など5種類服用-発作のコントロールに無効、攻撃的、学習不能、人格の変化
・7歳でGAPSプロトコルを始める。
・開始後3か月で健康が向上したが、上記てんかん薬800mgが発作を悪化させていると思い、両親が投与量を減らす。(医者の監督のもとに)
・開始後9か月でてんかん薬を250mgまで減らす。全身発作なし、一日に1~4回の軽度失神。通常学校へ行き、学習、社会性が向上、友達ができ、便は正常。食事もよくとる。
・20か月で、ほとんどの薬物をやめ、時々軽度の失神。健康向上、多動は消失、正常な行動。学業上は2年遅れ。そしてその後家族は南アフリカに移住。連絡をとりましたら、現在失神はあるものの、非常に軽度です。彼の過去を知らない人は、何も気づきません。両親だけが、失神を認知するという程度です。

 

ご清聴感謝いたします。
(以上、Dr.ナターシャ・キャンベル・マクブライドのワイズ・トラディション会議2010UKでの講演内容を聞き取って訳出。GAPSプロトコルについては、当ブログ、上部のタブから資料をお読みください)

Related Posts:

生ジュースで解毒

サプリを多くとることについてはあまり勧めません。食品からとり、ピルからとらないようにと言っています。これが私の患者にあげるミニマムなリストです。三つありますが、大体は食品と同じです。

1. 効果的プロバイオテック。

2. タラの肝油には、ビタミンAとD、必須脂肪酸が豊富です。

3. 魚油は識字障害、運動障害に良いという研究があります。

 

しかし、てんかんのある場合に限り、必須脂肪酸はあげないように警告しています。プリムローズオイル、魚油、肝油は、時にてんかんを引き起こします。なぜなのかわかっていません。解毒なのか、脳の再構築なのか、毒素の関係なのか、わかりません。それで、彼らには、効果的プロバイオテックと、少量のタラ肝油で十分です。発作が制御下になるまで、あまりサプリはあげません。マルチビタミン、ミネラルアミノ酸はオプショナルです。

基本的には、食事法、プロバイオテック、肝油、魚油、で充分です。

消化酵素はやはりオプショナルです。異常細菌叢の人は十分な胃酸がないため、腸に産生された毒素が胃酸の生成を妨害するからですが、それで、塩酸塩とペプシンが有益な人も多いのです。あるいは、ベタイン塩酸塩です。ある人にはすい臓酵素も免疫に有益です。しかし、その人に個別でどのくらいが適当かわかりません。

 

解毒

解毒は重要な部分です。そして、自然の方法での解毒がよいです。(自家製で絞る)生ジュースは、副作用のない、時代を超えて有効性がわかっている解毒法です。エプソム塩、海塩、リンゴ酢を入れたお風呂も有効で、また、毒素に触れないことが重要です。

Related Posts:

最重要なのは動物性脂肪

最重要なのは、動物性脂肪をとることです
・天然脂肪

天然脂肪は非常に重要な部分です。発熱、解毒、身体運動、など、体が力を出さねばならない時、ビタミンA,ビタミンD,ビタミンK、その他の栄養素を、驚くべき量必要とします。これらの(GAPS症状のある)子供たちは、GAPSプログラムで解毒していくわけですが、巨大な量のビタミンAを使っています。誰も正確な数値を知りませんが、十分な量を食品の形で取り入れます。多すぎても、体はよくわかって対処してくれます。しかし、サプリとして取った場合は、過剰摂取ということがあり得ます。それで、食品の形でとることをお勧めします。それが、レバー、卵黄、クリーム、バター、動物性脂肪です。

人間として、最重要な脂肪の食源は、動物性脂肪です。非常に多くの人がそれを理解するのが難しいようです。

 

私たちは、脂肪恐怖症、コレステロール恐怖症の時代に生まれ育ちました。1980年代に生まれた人々は現在30代で、この時代の人です。テレビで広告を見て育ち、無脂肪、低脂肪、心臓を守ろう、反コレステロール、低コレステロールで囲まれ、完全に洗脳されています。動物性脂肪が怖いのです。コレステロールが恐怖です。

 

しかし、人体の構造、細胞の構造、粘膜、細胞壁を見ると、50%は、飽和脂肪です。30%は、単価不飽和脂肪(オレイック脂肪酸)です。その他は、多くの種類の多価不飽和脂肪酸です。それで、多価不飽和脂肪酸が必要なら、魚油、フラックス油、ヘンプ油がよいとか、その他多くの宣伝がなされましたが、これらの脂肪は少量とるべきです。よい栄養食をとっているなら、食品からとれます。

 

しかし、大量に必要なのは、動物性脂肪です。それで、ポークの脂、ビーフの脂、卵黄、バターは、摂りすぎることはありません。朝にポリッジ(洋風おかゆ)を食べる人は、バターを入れすぎることはありません。たくさんのバターにポリッジをつけるのがベターでしょう。これらの動物性脂肪こそが、人間が必要なものなのです。ヘンプ油でもフラックスシード油でも魚油でもサンフラワー油でもありません。生野菜を食べるなら、また、ナッツを食べるなら、この多価脂肪酸を多くとっています。サプリはとらなくてもよいのです。

ココナッツ油やパーム油はよいものです。大部分は飽和脂肪で、抗真菌、抗カンジダ、抗菌のはたらきがあります。それで、ココナッツ油は抗真菌サプリとして使えます。味もおいしいですので、そのまま食べられます。

砂糖への強い執着がある場合、ココナッツ油を数さじとれば、強欲がなくなります。ポークやグースファットをそうやって食べるのは難しいでしょう。

食品産業が作るすべての代替油脂は、私たちに食べさせようと信じ込ませていますが有害です。こちらの赤い本 “Put your heart into your mouth” は、私の患者さんたちからの疑問に答えた本です。

誰もがこの疑問をぶつけてきました。この食事をして、私は心臓病で死ぬのでしょうか?心臓は?コレステロールは?コレステロール値が高いのですが、動物性脂肪を食べていいでしょうか?

天然脂肪や天然コレステロールが心臓病と何の関係もないこと、むしろよいことだと何度も説明しながら、本を書こうと思いました。心臓病と脂肪の関係、脂肪が体内で何をするか、コレステロールの種類、避けるべきコレステロール、そうではないコレステロールについて書きました。

Dr. ナターシャの講演 つづく

Related Posts:

GAPSに推奨される食物

この食事法をやるには、食物はすべて新鮮な食材からつくる自家製でやらねばなりません。テイクアウトや外食はしません。料理法や成分がわからないからです。

 

推奨食品は

すべての、生か冷凍か料理したもの・すべての、生か冷凍か料理したもの

 
内臓肉は、少なくとも毎日少しずつとることをお勧めします。
料理法としては、ミートストックと一緒に料理し、ブイヨンといっしょに細かくし、製氷皿に入れて凍らせます。これを毎日子供の食事に入れるのがよいと思います。レバーは、オプショナルではありません。毎日必要なのです。あるいは、レバーがメインの食事を週1回でもいいです。

良質の卵

非でんぷん野菜

熟した果物、ドライフルーツ
果物は熟していないと多くのでんぷんが含まれて、消化しにくいのです。熟すと、でんぷんが単糖に転換され、消化しやすくなります。スーパーで買う果物は熟していないので、暗い棚で熟すまで置いておくことが必要です。

・ナッツ、種子類

発酵乳製品
菌は糖を好み、乳の乳糖を食べてくれるので、乳糖がない状態になります。また、菌は、タンパク質、糖、その他の物質を予備消化してくれます。それで、損傷した消化系がそれを処理するのがより簡単になります。しかし、数%の患者さんで乳アレルギーの人がいて、ある種決まった段階を踏む必要がありますので、私のGAPS本(英語)の95ページを参考にしてください。
低温抽出のはちみつ

これらのほかにも重要なものがあります

天然脂肪です

Related Posts:

GAPSの避けるべき食物

それでは、GAPS患者の避けるべき食べ物は何でしょう?

消化の難しいものを避けるべきです。
すべての穀類、植物は消化がむずかしいです。植物性食物は腸を損傷します。穀類と豆類がナンバーワンです。腸を損傷する成分が多く含まれています。


GAPSの子供たちはすでに消化系が損傷していますので、穀類と豆類をどんな形にしたとしても消化できません。それで、できるだけ長い間除去して、腸細胞が修復して腸が回復するのを待たねばなりません。何年もかかるかもしれませんが、年若い子供たちは速く回復します。大人より子供が速いです。

このダイエットの良い点は、一生涯やらねばならないということではない点です。ある期間、集中して腸を治し、治ったら、徐々に他の食物を導入していきます。しかし、このダイエットを実践する 大部分の人たちは、加工食品・ジャンクフード食に戻りたくないといいます。

 

話を戻しますと、すべての穀物は除去します。穀物と穀物で作られたもの、小麦、コメ、ライ麦、オート麦、ミレー、サマランス、クスクスなどなどです。また、すべてのでんぷん質の野菜、イモ類も、アウトです。砂糖と市販のすべての甘味料です。企業が次々に新しい甘味料を送り出していますが、どれも信用してはいけません。自然がよい甘味料をくれています。体にもよいものです。

 

乳糖、ラクトースも除去します。大豆を含むでんぷん質のマメもだめです。豆類でただ一つ許されているものがあります。豆類には、レクチン、フィタッツ(フィチン酸塩?)、その他、GAPSにとって多くの有害物質が入っています。加工食品は全部だめです。食品添加物も除去します。

Related Posts:

  • No Related Posts

栄養不足と偏食

 

junkfood

栄養不足を解消しなければなりません。栄養不足は医療機関で検査して知ることができます。顔色、舌の状態、様々な方法で調べることができ、またサプリメントで栄養を補給できます。

 

そして食事法です。おもしろいことに、この食事法を完全に個別に作り上げたのですが、その後、ウェストン・A・プライス財団に出会いました。このようなものがあるとは知りませんでした。私の本が出て数年たってから財団とサリーに出会いました。そして、私たちの食事法にいかに共通点が多いかに驚いたのです。

偏食:

食事法の前にこれについて知らねばなりません。食事法について話し始めると、親たちが手を挙げて、「あっ、だめです。これを息子は食べません。」「強要できません。」と言います。これらの患者のほとんど、大人や兄弟も、よく偏食していることがわかります。これが最初のGAPSの兆候です。 続きを読む

Related Posts:

GAPSプロトコルをはじめる

それではどのようにして患者たちを治療するかについてです。それがGAPS栄養プロトコルです。これらが消化系の障害だからです。

消化系は長いチューブです。そのチューブに起こることがその人の健康に直接的に影響します。従って、食事が第一の治療です。それが最も重要であり、コーナーストーンです。「食事を変えずにこの療法ができませんか?」と聞く人がいます。「サプリメントだけでいかがでしょう?」とも言われます。簡単な答えはありません。この世で、なんでもよいことは、行うことが難しいのです。それで、ウェブサイトを作りました。


私のクリニックには長蛇の列があり、待たせるのは非常に不公平です。特に子供は待たせるわけにいきません。子供は毎日が貴重なのです。緊急なのです。すぐ始めるべきです。それで、できるだけたくさんの情報をウェブサイトと本に載せました。それを読めば大部分の人は、私の監督がなくてもすぐこれが始められます。「あなたの本を読んで、実行し、二年たって素晴らしい結果を出しました」というメールを頂きます。二年のうちに、自閉症やADHD,などが消失したのです。それは素晴らしいことです。

また、効果的なプロバイオテックは必須です。患者さんの腸に有益細菌を導入しなければなりません。多くの市販のプロバイオテックがあります。食品産業も参入し、ドリンクや食品、サプリをつくっていますが、大部分はプロフィラクティックで、健康な人に、健康を維持してもらうためのものです。GAPSの人たちには、治療量のプロバイオテック、強力なものが必要です。強力な菌種をよい組み合わせで投与することが必要です。

強力なプロバイオテックは、ダイオフ反応を引き起こします。有益細菌はカンジダやクロストリジウムを攻撃し、殺します。プロテウス、溶連菌、その他多くの過剰発生している病原体たちを殺します。それらが死ぬとき、毒素を発します。その毒素が個別の症状をつくっているのです。自閉症、うつ、強迫神経症、じっと座っていられないなど、様々な症状です。

それで、治療量のレベルで始めた場合、かなりひどい反応が出て退行が深刻になります。それがダイオフ(個体激減反応)というものです。強力なプロバイオテックは、ほんの少量から始めなければなりません。それでもダイオフがありますので、ダイオフをそのまま乗り越え、それからほんの少量を増量します。そのように徐々に増やして治療量にもっていきます。年齢別に治療量が決まっており、本に書いてあります。このようにして制御下におきます。耐えられる量を知るのです。

てんかんのある人は、特にそうする必要があります。まだてんかんの原因についてはっきりわかっていません。それで、非常に慎重に増やさねばなりません。この増量の早さは個別的に非常に異なり、重症度も違っています。軽度なら早めに増量しても大丈夫です。それでも何週間かかかります。MEや慢性疲労の患者さんにはカプセルの8分の1から始めることもあります。カプセルの中身を出して、ナイフの先に少しだけのせてとりますが、それでも、激しいダイオフが起こります。耐えられるようになるまで数日かかります。それで、また少し足し、を繰り返します。症状の重症度により治療量に到達するのに数か月かかります。 ≫つづく

Related Posts:

てんかんをGAPSで見ると

 

seizure-brain

脳の電気的作用の原因は・・

子供のてんかんの割合は次のようです。

・20歳以下の人口の1%

・精神的症状のある子供の50%

・原因がわからないものが70%

精神科の医師たちはその原因についてあまり興味がないようにも見えます。疑問に思わない、真剣に研究しない、ただ薬をやる。抗てんかん剤です。こちらの薬が効かなければ、そちらの薬はどうですか、新しいものがありますから試しませんか・・・かわいそうな子供はてんかん薬のカクテル漬けです。

 

それはすべて子供の脳機能を落とします。ますます学習ができません。薬をやる前は学習障害がなかったかもしれません。問題行動もなかったかもしれませんが、1回の発作がおこり、薬物投与が始まったら、学習できない、認知ができない、それもそのはず、例の薬物カクテルのせいで脳機能が落ちたのです。

 

大部分のケースで、てんかんは腸から来る毒素が原因です。したがって、これらの子供の治療の中心は腸でなければなりません。

 

てんかんについて私のクリニックでの体験から申します。毒素のレベルが脳で非常に高くなると、脳が大きな電気を発してそれを一掃しようとします。つまり掃除なのです。そのため、てんかん発作のあと、その人の思考が明快になります。また、異常をきたしていた症状が消失します。毒素がまた増加してくると、またそれが起こります。非常に嫌な形での安全弁ですが、そうなのです。腸をきれいにして毒素の元をたてばよいのです。この毒素が消化系からきててんかんを引き起こすからです。その毒素源をなくせば、通常てんかんも消失します。

Dr. ナターシャの講演訳つづき

Related Posts:

障害?性格?超軽度からの心理的症状

血液脳関門 について

腸-生理症候群(GAPS)では、体の様々な臓器、器官が攻撃されるというお話をしました。それは腸壁が損傷しており、また腸に異常細菌叢があるからです。

このようにして流れ出る毒素がある特別なバリアーに到達します。これが血液脳関門です。ここを超えると、脳、神経系に流入します。そこから腸心理症候群になります。これについてはすでに本を出しました。 続きを読む

Related Posts:

腸から全身に広がる症状

腸生理症候群とは?

腸生理症候群ですが、生理とは体のことで、神経系を除くすべての臓器です。神経系は腸心理症候群に入ります。それで、腸から血流を通してくる毒素の排出に際して、次のような症状をきたすようになります。

肺から毒素を排出するために、ぜんそく、その他の慢性的肺障害、皮膚からは:湿疹、赤み、かゆみ、その他、出たり引っ込んだりしてなんだかわからない皮膚疾患、尿からは:慢性膀胱炎、夜尿症膣カンジダ症など。

なぜなら、尿道にも細菌叢があり、また、ギャグ層という少し複雑な名前のものがあります。これは粘膜を守る粘液の層です。しかし、腸から吸収されて血流にのる毒素は、尿に交じって排出されます。この膀胱に集められた毒素が入ってくると、この粘膜を守る層が壊れて、尿をできるだけ早く排出しようとします。それでこの人は毒素のまじった尿を常に出すようになり、その粘膜も慢性的に損傷するようになり、この人は慢性膀胱炎になるのです。医者たちはどう治療してよいかわからないのです。急性膀胱炎は抗生剤を使いますが、慢性には抗生剤もステロイドも使えず、どうしてよいかわかりません。心身症とも言われて精神科に送られたりします。それが慢性膀胱炎になる道のりで、子供の場合は夜尿症です。また最近では夜尿の大人も増えています。普通恥ずかしくて誰にも言えないのです。何が起こるかというと、深い眠りに入ると、膀胱が集められた毒素を持ち続けることができなくなります。つまり、毒素があるために、持ち続けることで膀胱を損傷してしまうのです。そのとき目が覚めなければ、尿を出してしまいます。夜尿症は、GAPS栄養プロトコルを始めると、かなり早い段階で消失します。

また、毒素が粘膜を通して排出される場合、どの粘膜についても、通るとき、炎症が起き、副鼻腔炎、後鼻漏、鼻炎、歯肉炎、膣炎、下痢・便秘その他を引き起こします。

自己免疫も出てきます。全身的におきるので、免疫系も逃げられません。この人の自己免疫は、タンパク質とペプチド複合体が損傷した腸壁から吸収されることによって引き起こされます。自己免疫とはなんでしょう?体が自分の体の組織を攻撃するということです。分子模倣のためです。これはまずリューマチと連鎖球菌の研究から知られるようになりました。20世紀初頭のことですが、連鎖球菌に感染すると、その菌の粘膜の分子が、心臓弁膜のコラーゲン質の粘膜と似ていることから、免疫系がのどで連鎖球菌に抗体を持つと、同時に心臓弁膜を攻撃するようになります。そしてリューマチになります。これが分子模倣、交差反応です。

この地球上のものはすべて相互関連しています。私たちの体だけ孤立してはいないのです。私たちの体の器官は、バクテリアや、虫やライオンやネズミや・・・動物たちと多くが似ています。あなたの細胞が、あるタンパクを敵として認識したら、生涯、その認識が変わりません。その情報をT細胞の中に、生涯保持します。しかし、免疫系は、非常に複雑な器官で、まだ完全に研究が進んでいません。T細胞は多発性硬化症をおこし、ミエリンを壊しますし、また、1型糖尿病を起こしたりしますが、そういったT細胞を皆持っています。しかし、免疫系がよくバランスがとれていれば、そのようなことは起こりません。免疫系のバランスをとるのは腸内細菌叢です。それで、腸内細菌叢が異常となれば、免疫系もバランスを失い、食物、ウィルス、毒素など、何千というタンパク質の情報を覚えているT細胞が突然コントロールを失います。それで、突然多発性硬化症を発症します。T細胞がミエリンを攻撃するからです。自己免疫は腸内細菌叢からおきます。

免疫系が自己組織を攻撃する抗体をつくり、1型糖尿病では、すい臓細胞が攻撃されており、セリアック病では、小腸が攻撃されており、MS,自閉症、その他の神経的問題では、神経系が攻撃されており、しかも、攻撃を受けるのは一つの組織に限らないのです。同じような抗体が、自閉症、統合失調症、強迫神経症、そううつ病、の患者さんたちにみつかります。自己免疫の嵐が起きているのです。免疫系がバランスを失ったからです。

続けますと、自己免疫では、多発性硬化症、リューマチ性関節炎、1型糖尿病、セリアック病、骨関節炎、ろうそうなどがあります。また、あらゆる関節炎もそうです。自己免疫は深刻な病気です。それが深刻化する前に起こることは、腸壁から流れ出す多くの毒素がありますが、タンパク質のみではありません。たとえば、イースト菌の産生した毒素もあります。それが血流へ入ると、様々なタンパク質とくっつきます。それがコラーゲン分子のようになります。コラーゲンは、体をちゃんと形作るためのものです。コラーゲンがないと、体は地面に這いつくばります。コラーゲンのおかげでちゃんと立っていられるのです。そして、コラーゲン分子の破片が多くあります。毒素の多くは、コラーゲン分子に取りつくことが多いのです。取りつかれると、その三次元的な構造が変わります。そこに免疫系が来ると、「異物だ」と認識し、攻撃します。これも自己免疫のようなものです。完全な攻撃ではないにしても、関節などを痛めます。体が炎症をおこし、その部分を修復し、掃除して、毒素を取り除いても、しばらくたつと、他の関節が痛みます。そして、数日して治ったら、またしばらく後に他の関節が痛みます。これが移動性アルトロージャです(migratory artrogia と聞こえますが、辞書ひいても出てきません・・・訳注)。これらは腸壁からの毒素で引き起こされるのです。同じように移動性の症状がおこります。コラーゲンは、体中にあるからです。MEや繊維筋痛症, 慢性疲労、アレルギー、偏頭痛、その他の頭痛、慢性膀胱炎、皮膚疾患(乾癬、湿疹、など)もGAPSの症状です。

 

Related Posts: